■実現した公約はかなり少ない!
6月5日の東京都議会第2回定例会で、立憲民主党の中田たかし議員は小池百合子東京都知事に〝7つのゼロ〟の公約について質問した。

●「『待機児童ゼロ』について。現状の待機児童数は286人で、この中には認可保育所(国の基準をクリアした施設)に入りたいが認証保育所(都が独自に設けた基準の施設)などに預けざるをえない児童が含まれていない」

●「『介護離職ゼロ』について。介護離職者数は1万4000人で、都知事の就任時の8200人より悪化した」

●「『残業ゼロ』について。都庁から先行実施するとしたが、令和4年度(2022年度)の都庁の月平均のひとり当たりの残業時間は26.5時間で、就任時より4.4時間増加している」

●「『都道の電柱ゼロ』について。7年間で8%しか進捗がない」

●「『満員電車ゼロ』について。現状、満員電車ゼロとはいえない状況。2階建て電車導入促進はどうなったのか」

●「『ペット殺処分ゼロ』について。ペットの致死処分は行なっている。昨年は200頭を超えている。攻撃性があるという判断で致死処分されているのは正しいのか」

(●『多摩格差ゼロ』については、ほかの議員に質問を譲った)