「アニメで憧れた日本じゃなかった」留学生たちが直面する現実
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「僕はジブリや『君の名は。』のような美しいアニメをみて、日本に憧れを抱いてやってきた。でも現実は違った」
これはヨーロッパから日本に留学している20代の男性の言葉だ。

留学生たちと話すと、私が日本人ということもあって、まずは口をそろえて日本の「良いところ」を教えてくれる。
が、少し仲良くなると日本で生活することへの「違和感」を口にし出す。
冒頭で紹介した「日本のアニメに憧れて来日した」というヨーロッパからの留学生は、「もちろん親切な日本人は多い」と前置きしたうえで、「常にイライラしている人もいるし、それを周囲にまき散らす人もいる」と言って、こう続けた。

「日本のアニメと同じように、実際の日本には何でもあった。でもアニメと違って、現実社会には愛がない。
母国は日本のように便利ではなかったけれど、人とのコミュニケーションのなかに、愛があふれていた。
日本人は、アニメで描いていたような愛を忘れてしまったのだろうか」