トランプ氏「台湾は防衛費払うべき」、TSMC株が急落


TSMC株が2%超下落、トランプ氏「台湾は防衛費払うべき」
半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の株価が17日の取引で2%超下落した。写真は2023年7月、台湾の新竹で撮影(2024年 ロイター/Ann Wang)
[台北 17日 ロイター] - 米大統領選共和党候補のトランプ前大統領が「台湾は防衛費を支払うべきだ」と述べたことが伝わり、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)(2330.TW), opens new tabの株価が17日の取引で3%超下落している。
トランプ氏はブルームバーグ・ビジネスウィークのインタビューで「私は(台湾の)人々をよく知っており、彼らを非常に尊敬している。彼らはわれわれのチップビジネスの約100%を取った。私は台湾がわれわれに防衛費を支払うべきだと思う」と語った。
インタビューは6月25日に行われ、16日に公表された。
同氏は「われわれは保険会社と変わらない。台湾はわれわれに何も与えていない」と述べた。
TSMCは人工知能(AI)アプリケーションからスマートフォン、戦闘機に至るまで、あらゆるものに使用される先端チップの主要メーカーであり、台湾を巡る対立は世界経済に大きな打撃を与えるとアナリストは指摘する。
TSMCは今のところ反応を示していない。