石丸氏のストレートな発言は「石丸構文」として話題だ。選挙特番での出演者とのかみ合わないやりとりや、特徴的な言い回しが由来。だがネタとされることに「僕のやりとりの一部を面白おかしく曲解しているもの。あれで笑っている人は議論ができないんだろうな」と苦々しい表情。

 意識しているのは、相手と話すテーマの定義をそろえること。「例えば世界平和を論じるのに、平和とは何ぞやというものがないと議論がかみ合わない」と強調。その上で「仕事や議論の上でも、全体をそろえないと話にならない。あれをちゃかしているのは、よくない風潮だと思います」と語気を強める。

 「定義」は石丸構文のキーワード。「これは数学的な考え方」から来ると自己分析する。「大学で経済学を学んでそうなった。社会やお金の動きは情報が膨大なのでモデル化して限定して議論する。そこに定義が生まれる」と自身の思考の基本であるとした。

 
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