ーー(メディア全般に広げていえば)、その究極の姿が、都知事選の開票番組のやり取りでもあったのか。質問者は特定の答えを短期間のうちにもらおうとして、しかも「こうだ」と最初から決めつけたうえで。

石丸 実にマスメディアらしい反応が現出したなと感じた。テレビなどが、今回の事案を糧にするには、もうちょっと時間がかかるのだろう。

「時間」とは、例えば石丸伸二が次に何かの選挙に出たときに、「はっ」と思うのだ。「まずい、あの時のあの対応を改めないと、次はしばきあげられるぞ」と。今はそう思っていないだろう。なんなら自分たちが「ああ、疲れた。あいつは本当にしようがない」となっている。忘れようとしている。