知事のパワハラ疑惑と2人の職員の死に揺れる兵庫県。亡くなった元課長は阪神とオリックスの優勝パレードの担当で、協賛金が思うように集まらず、肉体的にも精神的にも苦しんでいたとみられることが分かりました。 
(中略)

■「パレード終了後も残務あり毎日終電」
 ところが、その陰で起きていたことが今月7日に亡くなった元幹部職員が生前書き残した陳述書に書かれています。

亡くなった元幹部職員の陳述書
「パレードについては職員の苦労話が多く、その中の1つとして、『兵庫県の割り当て分の収入見込みが厳しい状況にあり、県内の頼みやすい企業へ協賛金を必死に依頼した』と県OB職員から聞きました」

 当時、大阪・兵庫両府県でパレードの必要経費5億円をクラウドファンディングで募っていましたが、開始から3週間後には、わずか10分の1しか集まっていませんでした。

斎藤知事(去年11月)
「今時点でですね、5000万円ということで、ご協力をお願いしたいと考えています」

 結局、企業からの協賛金などで開催に必要な経費を確保しました。

竹内兵庫県議ブログ(元課長の友人らの話)
「パレード終了後も協賛金集めや、その処理などの残務はあり、毎日終電のような勤務が続いていたとのことです」

■「不正な資金集め」疑惑…知事は完全否定

 職員を苦しめたのは、激務だけではなかったようです。

亡くなった元幹部職員の告発文
「必要経費について、クラウドファンディングや企業から寄付を募ったが、結果は必要額を大きく下回った。そこで信用金庫への県補助金を増額し、募金としてキックバックさせることで補った」

 不正な資金集めを強いられたことに、精神的にも苦しんでいたと訴えています。
全文テレ朝NEWS
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8d649cc080b34d86b4c4a2ed75fea3956568021