ヤクルト選手ら新幹線“缶詰め”8時間超、大雨で列車立ち往生 午前1時24分に運転再開で東京へ


 29日・巨人戦(神宮)が中止となったヤクルトの選手らが乗った新幹線が、立ち往生するアクシデントに見舞われた。

 30日の台風10号の交通機関への影響を考慮してチームは急きょ新幹線で広島へ向かったが、一部の選手らを乗せた列車が静岡の手前で立ち往生した。

 静岡-掛川間の大雨により午後4時過ぎから運転を見合わせたため。

 見合わせの原因となっている静岡-掛川間の大雨は1時間で60ミリ以上が降り続いた。広島への移動のためヤクルトの一部選手らを乗せた列車は、静岡の手前で立ち往生していた。

 午後7時ごろに東京-新大阪間の運転取り止めに伴い、東京へ引き返すことが決定。ヤクルトの選手らを乗せた列車は一旦、静岡駅まで運行した後、東京へ引き返すというアナウンスがあった。しかし、新富士-静岡間で雨脚が強まっているため午後10時を過ぎても運転が再開されず。

 その後も同区間の雨脚が弱まらないため、新富士駅から直接、東京へ折り返すとの運行計画が午後11時ごろにアナウンスされた。
 
 ただ、列車は依然、午前零時になっても、新富士駅に停車したままで選手らは8時間近く缶詰め状態となったが、新富士駅での下車を希望する乗客の降車作業を終え、折り返し運転の準備を開始。

 その後、午前1時24分に折り返し運転を再開。9時間9分余り続いた缶詰め状態から新富士駅を出発した。三島駅では軽食を積み込み、軽食とミネラルウォーターが配られた。

 すでに30日の広島─ヤクルト戦は台風10号接近のため中止が決まっている。