百条委ではまず、約9700人の県の全職員をアンケートで挙げられた「知事がいただいていったモノ」に関し、本当にもらったのかどうか、品ごとに“罪状認否”が行われた。
ハンドメイドの椅子とサイドテーブル、姫路城のレゴブロック、スポーツシューズ、兵庫海苔、明石海苔、播州織りの浴衣、ジャケット、ネクタイ、スポーツウェア、バスケ・サッカー・ラグビー・バレーボールのユニフォーム、ロードバイク、ヘルメット、サングラス、サイクルウェア、牡蠣、ワイン、枝豆、カニ、日本酒、ネギ、タマネギ、バースデーケーキ、湯飲みセット、革ジャン……
やり取りはうんざりするほど長く続いたが、斎藤知事が「そんなものはもらっていない」と言ったものはない。

知事応接室に飾ってあるものや、今回の問題発覚後に相手方と「貸与契約書」を急ぎ作った上で返却したもの、返せと言われて応じたらしいものも含めると、これらすべての品が指摘通り斎藤知事の手元か胃袋に入っていたことを本人が確認した。
もらったものがどれだけあるのか、実はわかっていない。百条委の求めで秘書課が提出した贈答品リストには「137品」が記載されている。だがここには載っていない品も知事はゲットしている。