横浜市中区の刺殺事件 タイ国籍の男に懲役3年執行猶予5年の判決

去年11月、横浜市中区の路上で男性を刃物で刺して殺害した罪に問われていた男の裁判員裁判で、横浜地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

起訴状などによりますと、タイ国籍の飲食店従業員クワンキサロート・ルンロー被告は去年11月、横浜市中区若葉町の路上で、鍵聖久さんの胸や背中などをナイフで複数回突き刺し殺害した罪に問われていました。

17日の裁判で横浜地裁の佐藤卓生裁判長は、ルンロー被告が普段から仕事で使っているナイフで被害者の上半身を複数回刺していることから「人が死亡する危険性があることを分かっていた」などと殺意を認定しました。

一方で、被害者グループの激しい暴行に対して防衛のために犯行に至ったことについて「被害者側に大きな落ち度があった」と指摘。

そのうえで、「行為自体の危険性や結果の重大性を十分考慮しても、過剰な防衛行動に及んだことを強く非難することはできない」などとしてルンロー被告に懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/66d7e23694c6594d45d3f95be6f26fab0332c24d
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