自民党総裁選(27日投開票)に立候補している小泉進次郎元環境相(43)は21日、都内で取材に応じ、ドジャースの大谷翔平投手(30)の「50―50」達成になぞらえて自身の勝利の確率を「大谷選手と同じ。フィフティフィフティ」と宣言した。

 進次郎氏は「大谷さんは48本からね、一気に行った。あまりに1つ1つのことが次々に塗り替えられすぎて、逆に彼のすごさを実感する場もないぐらいの速度で圧倒的なところまで到達してしまってる」と偉業のスピード感に関心。「圧倒的なスピードで日本の政治を変えたい、自民党の政策のスピードを変えたいって、言っているじゃないですか。今私が掲げている圧倒的なスピードで変えていくっていうところの『圧倒さ』っていう観点で、何か感じるものがありますね」と話し、大谷的レボリューションを目指す考えを示した。

 さらに「昔のイチローさんもそうなんですが、打った日がニュースじゃなくて、打たなかった日がニュースになる。それってまさに偉人の証明ですよね」。自身も各討論会などの発言で“打たなかった”ときに異常に批判が集まる状況となっているが「自分らしく行こうって、純粋に考えるようになりましたね」と心境の変化を明かした。

 進次郎氏は達観した表情で「まぁどっちにしても叩かれるんで…」と苦笑い。「迷ったらフルスイング。三振かホームランか分からないけど、フルスイングすれば自分の中で結果に後悔ない。そう考えようと思っています」とさわやか笑顔を見せていた。
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