東京都は、墨田区や港区の一部の地域で水道水から異臭が発生しているとして、対象地域の住民に水道水を飲むことを控えるよう呼びかけています。

東京都によりますと、きょう午前9時ごろ、墨田区の住民から「水道水から油のような匂いがする」と、都の水道局に連絡があり、午後1時ごろには、別の住民からも「水道水からシンナー臭がする」と連絡がありました。

都の職員が現地で調査したところ、墨田5丁目の一部、およそ300世帯の水道水から異臭が発生していることを確認したということです。

また、その後、港区海岸3丁目の一部、およそ120世帯の水道水でも同様の異臭が確認されました。

都は、墨田区と港区では配水の系統が異なるため、2つは無関係とみていて、夕方から水質検査を行っていますが、原因は分かっておらず、対象地域の住民に対して、水道水を飲むことを控えるよう呼びかけています。