長野県佐久市で開かれたアニメソングの野外フェスで参加者の男性が刺された殺人未遂事件で、逮捕された男は、
以前から恨みを抱いていた自分と同じ「推し」のファンを狙ったものの、被害にあった男性は人違いだった可能性があることが分かりました。

事件は今月22日、佐久市の公園で開かれていたアニメソングの野外フェス会場で、長野県外から参加していた32歳の男性がナイフで複数回刺されたものです。

殺人未遂の疑いで逮捕・送検された神奈川県相模原市のアルバイト従業員・吉田司(38)は、「殺そうと思って刺した」などと供述し、容疑を認めています。

折り畳み式のサバイバルナイフのようなものを用意するなど、計画性があったとみられる今回の犯行。

ところが、吉田容疑者が「人違い」で犯行に及んだ可能性があることが新たに分かりました。

捜査関係者によりますと、吉田容疑者は以前から恨みを抱いていた自分と同じ声優を「推す」ファンを狙ったつもりでした。

しかし、実際には、刺された男性との間に面識がなく、吉田容疑者は恨みを抱いたファンと被害者の男性を勘違いしていた可能性があることが分かりました。

警察は、引き続き動機などを詳しく調べています。