米国で特許出願が拒絶される率や、再出願で特許が認められる率は特許の種類、分野、審査官の方針などによって異なりますが、一般的な傾向についてお答えします。

1. 特許出願の拒絶率

米国特許商標庁(USPTO)での特許出願は、最初の審査結果として拒絶されることが一般的です。出願が拒絶される理由は、発明の新規性や進歩性の不足、あるいは明確でない記載などが原因です。

非暫定出願の場合、約**80〜90%**が最初に拒絶通知(Office Action)を受けると言われています。しかし、これは拒絶が最終的なものでなく、出願者には応答の機会が与えられます。

2. 再審査(応答後)の成功率

最初の拒絶通知に対して出願者が応答し、発明を修正したり、意見書を提出することで再審査が行われます。再審査や修正後の特許が認められる率は比較的高く、最終的には**約50〜70%**の特許出願が特許として認められるとされています。再提出や異議申立などのプロセスを経て、特許取得に至るケースが多いのが特徴です。

3. 再出願(RCE: Request for Continued Examination)

特許出願者が特許審査を継続したい場合、最終拒絶通知を受けた後に再出願を行うことができます。RCEの成功率は具体的なケースに依存しますが、初回の応答よりも特許が認められる可能性は高くなります。
RCE後の成功率は**約60%**以上とされています。

まとめ

特許出願の初回拒絶率は**80-90%**程度。
修正や応答後の特許認可率は50-70%。
RCE後の成功率は60%以上。

このように、最初の拒絶が出ても、応答や再審査を通じて特許が認められることは十分可能です。