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球界大御所の広岡氏は、藤川氏の起用に“物言い”をつけた。
「投手出身の監督はハッキリ言ってダメだ。例外はあるが、ほとんど成功していない。フィールド全体を見渡し野球を知っている捕手、内野手出身の監督が望ましい。そしてコーチ経験がないのも問題。格言にもあるが、名選手が名監督になるとは限らない。いかに勉強しているかが重要で、そのためにはコーチ、2軍監督などの経験が必要なのだ。メジャーを見てみなさい。多くの監督がマイナーで指導者としての経験を経て順序立って1軍で指揮を執っている」

阪神での投手出身監督は、2002年、2003年に監督を務めた星野仙一氏以来となるが、生え抜きの監督となると、1988年、1989年の村山実氏以来35年ぶりの誕生となる。村山氏は1年目が最下位、2年目も5位と低迷して2年で解任されたが、星野氏は2年目に優勝した。また他球団を見ると、ヤクルトの高津臣吾監督が2021年、2022年と連覇を果たしているし、広岡氏が手腕を評価している工藤公康氏も、ソフトバンクでリーグ優勝3回、日本一5回の実績を残すなど、投手出身監督の成功例がないわけではないが、ロッテのGMも務めた広岡氏は、持論として「投手出身監督」にダメ出しをする。