イスラエル軍と隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘で、レバノンの人道状況が悪化しているとして、政府は1000万ドルの緊急無償資金協力を実施することを決めました。

イスラエル軍は20日、レバノンの首都ベイルートでヒズボラの情報部門の司令部や武器製造拠点などを空爆したと発表したのに対し、ヒズボラもイスラエル北部にロケット弾などおよそ100発を発射し、攻撃が続いています。

こうした中、政府は、戦闘によってレバノンの人道状況が悪化しているとして、1000万ドルの緊急無償資金協力を実施することを決めました。

UNHCR=国連難民高等弁務官事務所やWFP=世界食糧計画などを通じて、現地に生活必需品や食料などの人道支援を行うということです。