家族は、トルコでの迫害から逃れて1999年に来日した埼玉県川口市の50代男性のMさん(仮名、難民申請中)と、目の難病を患う妻、子ども4人。妻子は昨年2月のトルコの大地震で家が損壊し、男性を頼って来日した。

 トルコ東部では今月16日にもマグニチュード(M)5.9の地震が起き、一部で建物が倒壊し負傷者が出た。家族は「帰っても住む場所もなく安心して暮らせない」と訴える。2人の在留期限は11月3日。

 家族は、妻と娘2人が2002年、日本にいる男性の元に来て、息子2人も誕生。11年の東日本大震災に伴う原発事故で被ばくを恐れ、妻子はやむなく帰国していた。再来日後、娘2人と長男は長期の在留資格を得た。(飯田克志)

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