オリックスは31日、山下舜平大投手(22、写真)が徳島県内の病院を受診して「第三腰椎分離症」と診断されたことを発表した。昨年8月下旬に離脱した際と同じ診断で、無念の再発となった。

 山下は先月18日から始まった秋季練習では初日から別メニュー調整を続けており、「今年も気になるときはあった」と、シーズン中から腰部に違和感を抱えていたことを明かしていた。自身の今季最終登板となった9月30日ソフトバンク戦の途中に痛みが増したもようで、参加予定だった「みやざきフェニックス・リーグ」と、オーストラリアでのウインターリーグへの派遣もすでに取りやめが決まっていた。

 今後は経過が順調なら12月中にもキャッチボールを再開できる見通し。この日、山下は「去年もオフに焦って調整して春先はうまくいかなかったので、焦らずにやっていきたいと思います」と、悔しさをにじませながらも前を向いた。無情の再発を乗り越えた先の覚醒を信じ、忍耐の時を過ごす