原告側弁護士
そうすると(以前の病院で脊椎の執刀経験が無かったことについて)、執刀できるだけの技量だとか、知識が足りていなかったということですか。

竹田くん
いや、それは以前勤務していた病院の元上級医に聞いてみないと分からないです。
そもそも、脊椎をやってる病院というは、ちゃんと赴任したのは赤池市民病院が初めてです。

引用元:裁判資料(尋問調書 2024年9月4日)


古荒医師
「部下の中でも特に彼は出来が悪い」って言い方でした。
中の部下にはやっぱり指導医が次の自分の後継者的な人を育てるために、上手なったら出来そうなところからやらせることはありますねって言ったら、「ありますよ」って。
A先生にドリル握ってもらったことあるんですか?って聞いたら「絶対ない」ですって。

被害者家族
絶対ない。

古荒医師
とても危なくて触らせられない。
まず診断自体も出来てないし、その段階じゃない荒っぽくて外科に向いてないって言い方、あらゆる手術を一人ですることは一切禁止だったそうです。
誰かが必ずつく、一番簡単な手術、脳の場合ですけどね、脊髄系は技術的に難しいわけじゃないですけど、やっぱり大変なこと、大ごとになるので、取り返しがつかなくなるんで、以前勤務していた病院の元上級医は彼に絶対ドリルを持たしたことはないって。

引用元:裁判資料(2021年10月12日 面談記録)