阪神ドラフト2位候補は久慈2世°緕Y大・浦田俊輔 走攻守三拍子そろった170センチの遊撃手

久慈2世や!! 阪神がドラフト2位候補として、九産大・浦田俊輔内野手(22)をリストアップしていることが23日、わかった。
身長170センチと上背はないが、今秋の福岡六大学リーグでMVP、首位打者、盗塁王を獲得した俊足好打の遊撃手。1990年代に活躍した久慈照嘉を彷彿とさせるプレースタイルで評価が高い。
三拍子そろった遊撃手が九州にいる。今年一年でスカウトからの評価を急上昇させたのが、九産大・浦田だ。阪神の編成担当者が明かした。
「ドラフト上位で名前が消えるのは間違いないでしょうね。大学に入ってからの成長ぶりはすごかった」
今年のドラフトの目玉である宗山(明大)に知名度では劣るが、12球団が調査書を提出した逸材。これまでのスカウト会議で阪神も指名候補に挙げていたが、複数の球団が浦田を上位指名するという情報をキャッチ。ドラフト2位の有力候補として評価していることが判明した。
浦田は長崎・海星高から九産大に進学。170センチ、70キロと小柄だが、手堅い守備と強肩を誇る。週5日のウエートトレでパワーをつけ、福岡六大学リーグでは通算58試合で打率・394、2本塁打、3打点。50メートル5・8秒の俊足で、盗塁王は計3度。今年の秋季リーグではMVPと首位打者にも輝いた。

阪神で小さなショート≠ニいえば、身長169センチで活躍した久慈だ。浦田と同じ右投げ左打ちで、日本石油からドラフト2位で入団した1992年の開幕スタメンに抜擢(ばってき)され、121試合に出場し、新人王に。入団から6年連続で規定打席に到達し、不動の地位を築いた。
浦田が阪神に入団すれば、久慈のように1年目から活躍できるチャンスはある。昨季は木浪が攻守で活躍し、リーグ制覇&日本一に貢献したが、30歳シーズンの今季は打率・214、1本塁打、35打点。
レギュラー候補と期待された小幡もけがなどで今季の1軍出場は50試合にとどまった。来季高卒2年目の山田、同5年目の高寺もいるが、球団にとって遊撃は強化したいポジションの一つだ。

この日、東京都内で行われたドラフト会議前日の編成会議後、藤川監督は野手の指名候補について「甲子園という球場の特性もみて、マッチする選手はいると思いますけどね、たくさん」と話した。まさに打って、守って、走れる浦田は聖地にぴったりの選手だ。

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