アストロズ本拠地、来年1月から「ダイキン・パーク」に…日系企業で初のメジャー本拠地命名権
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ダイキン工業は18日、米大リーグ、ヒューストン・アストロズの本拠地球場の命名権を取得したと発表した。米西部テキサス州ヒューストンにあるアストロズの本拠地は現在「ミニッツメイド・パーク」の名称だが、2025年1月1日から「ダイキン・パーク」に変更される。契約は39年までの15年間となる。

発表によれば、米大リーグの本拠地球場の命名権を日系企業が取得するのは初。アストロズは17年と22年にワールドシリーズで優勝した強豪で、今年は菊池雄星投手が所属した。ヒューストンは米国4位の人口を抱える大都市で、ダイキンはヒューストン近郊にエアコンなどを生産する工場を持ち、約1万人を雇用している。
「ダイキン・パーク」のロゴ(ダイキン工業提供)

 ダイキンの空調機市場での世界シェア(占有率)は22年に約12%に上り、1位だった。米国を含む米州地域における23年の空調機の売上高は約1兆5800億円で、日本(約5900億円)の3倍近い規模だ。アストロズとの提携で、今後も成長が見込める米国での知名度を高め、シェアを伸ばす狙いがある。