小さいころ家がまずしくてさいせんから、ぬすみました。本当にすいません」

熊本市東区の戸島神社のさい銭箱から9月、過去の過ちを謝罪する手紙と現金10万円の入った封筒が見つかった。
神社総代会の桂良三さん(74)は「昔のことを反省して立ち直る姿を想像し、温かい気持ちになった」と頰を緩める。

総代会は周辺4地区の住民でつくり、日頃から神社の清掃や祭りの運営をはじめ、さい銭箱の管理も担っている。
9月1日に桂さんたちがさい銭の回収に訪れた際、手紙と現金10万円が入った封筒を見つけた。

手紙には30年以上前にさい銭を盗んだことを告白した上で、ずっと後悔の念を抱いてきた思いがつづられていた。
「しっかりがんばって、それ以上のお金をお返しいたします。今日、これて本当によかったです」と結ばれていた。

news.yahoo.co.jp/articles/f8cdabc8e3bab47dbc177ad0433788e386f98480