防衛費の増額が続いている。従来の予算規模は年5兆円であった。それが2023年度は約7兆円、24年度は約8兆円となった。2025年度は約9兆円となる見込みである。

それにより防衛省はミサイルの大量購入を進めている。戦争となった際に弾薬不足を起こさない。そのために事前に在庫を増やしておくという発想である。

はたして、このミサイル購入は妥当だろうか。

結論から言えば、悪手としかいいようがない。第1にミサイルには短期間で旧式化してしまう問題、第2には保管整備の手間が大きい問題、第3には、発射する戦闘機や護衛艦がなくなるという問題がある。