FA宣言していた阪神の4番、大山悠輔(29)が11月29日、残留を発表した。巨人から提示された6年総額24億円超を蹴り、古巣の5年17億円プラス出来高を選んだという。

 スポーツ紙記者が語る。

「金額も破格ですし、当初、誰もが”巨人入り濃厚”と思っていたのですが……」

”茨城県出身で関西ノリが苦手””在阪マスコミを嫌がっている”といった話が出回り、ドラフト指名時にファンたちが「えーっ!」と落胆の声を漏らした一件を持ち出して”虎党とのあつれき”に触れる記事も出た。

 翌30日付の日刊スポーツに寄せた本人の手記にも、

〈正直に言えば五分五分どころか、移籍に気持ちが傾いた日もありました〉

 確かにある時期まで”巨人入り濃厚”だったらしい。

 しかし、大山は阪神残留を決断した。なぜか。