パチンコ店で、玉の打ち方を巡り別の客とトラブルとなり、刃物を出して脅したとして、兵庫県警高砂署は13日、暴力行為法違反(脅迫)の疑いで、高砂市の無職の男(82)を現行犯逮捕した。同署の調べに「腹が立ってナイフを見せたことに間違いない」と容疑を認めている。

逮捕容疑は13日午後3時40分ごろ、高砂市内のパチンコ店で遊んでいたところ、客の男性(64)に刃渡り約10センチの折りたたみナイフを出して「おまえ外出ろ」などと怒鳴り、脅迫した疑い。

同署の調べによると、男は「右打ち」と呼ばれるパチンコ台から大きな警告音が出る打ち方をしていた。男の後ろに座っていた男性から「うるさい」と注意を受けると、男は刃物を突きつけたという。トラブルを知った店員が110番し、駆け付けた同署員が逮捕した。