https://news.yahoo.co.jp/articles/607be2b17bf432743786fa4cfb0ba453b8c87814
残留に必要なのは、圧倒的な対価か。
ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手が
3億4000万ドル(約532億円)の契約延長オファーを拒否したと
先日、海外メディアが報じた。地元記者はドジャース・大谷翔平投手らを引き合いに出し
「ブルージェイズ側に必要なのはお金だけ」と指摘している。

米代理人事務所「Z-Axis Sports」に所属するマイケル・ロドリゲス氏が
13日(日本時間14日)、ゲレーロJr.が3億4000万ドルの延長契約を拒否したと報じた。
そしてドミニカメディア「Z101」のディレクター、ヘクター・ゴメス氏は
自身のX(旧ツイッター)を更新し、「彼らのオファーは、僕が求めているものとは程遠い」
と25歳の言葉を伝えている。  ゲレーロJr.は2021年に本塁打王を獲得し
今季はリーグ2位の打率.323、30本塁打、103打点、OPS.940をマークした。
そして来オフにFAを迎える。地元放送局「スポーツネット」の
ベン・ニコルゾン・スミス記者によると、ゲレーロJr.は
「スプリングトレーニング初日が終了した以降は交渉するつもりはなく
そのことはブルージェイズのフロントオフィスも理解していると述べている」
と、交渉が簡単には進まないことを指摘している。  

さらに、カナダメディア「ザ・スコア」のブランドン・ワイル氏は
「これを公表したことは、ブラッドにとって賢明な(戦略的)手段だ。
(彼と契約延長をするために)ブルージェイズ側に必要なのはお金だけ。
彼らはソトやオオタニへのオファーでそれ(お金)を持っていることを証明している。
毎日待てば待つほど……」とした。  

このオフのFA市場では、ゲレーロJr.の親友であるフアン・ソト外野手が
メッツと15年総額7億6500万ドル(約1166億円)で契約に合意。
大谷が昨年12月に得たスポーツ史上最高額契約を1年で塗り替えている。
そして、ブルージェイズは大谷にもソトにも契約を提示し
米メディアによると大谷への提示額がドジャースと同じ規模だったという。
球団がチームの顔をどうしても引き留めたければ……
ワイル氏の指摘通り、巨額契約が必要になりそうだ。