野焼きで枯れ草を定期的に焼いて山火事を防いでいた

「煙が臭い」
「火をつけたら火事になるだろバカ」
苦情が増えて野焼きを1/3しかやらなくなる

枯れ木や枯れ草が溜まる

大規模な山火事多発

米カリフォルニア州の山火事拡大、野焼きなどの予防策必要
米国カリフォルニア州森林保護防火局(Cal Fire)は8月5日、2021年初から同日までの山火事(森林火災)による燃焼面積が前年同期の2.5倍になっていると明らかにした。
2020年1〜8月(5日時点)の燃焼面積は約26万エーカー(約1,052平方キロ)だったが、2021年同期は約66万エーカーとなり、日本の都道府県に例えると神奈川県(約2,416平方キロ)よりも広い面積が森林火災の被害を受けたことになる。

現地メディアは他の要因として、州の土地管理当局が森林火災の予防策として講じる野焼きの面積が過去数十年間に減少していることを指摘する。1982〜1998年に行われた野焼き面積は年平均3万エーカーだったが、1999〜2017年には1万3,000エーカーに減少した。「ネイチャー・サステナビリティー」誌が2020年に発表した研究結果によると、状況を改善するには、メーン州と同等の広さに当たる2,000万エーカーを野焼きする必要があるという。