B737の設計当時はフライトレコーダーに緊急時予備バッテリーの設置義務は無かったため全電源喪失が起きると記録が途切れていしまいます
(それじゃイカンでしょという事で現在では新規就航の航空機のフライトレコーダーには緊急時用のバッテリーを着ける事が義務化されています)
APUという予備バッテリーを起動すると操縦に必要な最低限の電源確保(最低限の計器類や無線)は出来ますがフライトレコーダーは起動しません

墜落4分前に全電源喪失が起きた事がほぼ確実となった訳ですがフライトレコーダー・ボイスレコーダー記録なしという事で
操縦士達がいかに危機に臨みどういう操作を行ったのかは永遠に判らなくなってしまいました