2位は昨年パ・リーグで圧倒的な最下位に沈んだ西武を挙げたい。
まず昨年オリックスで15本塁打を放ったセデーニョを獲得できたことが大きい。
98試合で97三振と粗さはあるものの、パワーは圧倒的なものがあり、打率も.260と決して低くない
。今年で27歳と年齢的にもまだまだ若く、さらに成績を伸ばす可能性も十分あるだろう。
打線強化という意味で期待が大きいのがドラフト2位で獲得した渡部聖弥だ。
関西六大学野球でシーズン最多記録となる5本塁打と通算最多タイ記録となる119安打を放った強打者。
全国大会、国際大会での実績も申し分なく、肩の強さと脚力も高いレベルで備えている。
ルーキーだけに過剰な期待は禁物だが、一軍のレギュラー争いに加わる可能性は十分だ。
抑えのアブレイユが退団となったものの、
メジャーで実績のあるウィンゲンター、スピードのあるラミレスと2人の外国人投手を獲得してその穴を埋めようという意欲が感じられる。