米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で発生してから約1週間経過してもなお広範囲で延焼が続く山火事のコストは増え続けている。新たな試算では、保険業界の総損失は最大400億ドル(約6兆3200億円)になると見込まれている。

  キーフ・ブルイエット・アンド・ウッズのアナリストが14日に示した新たな数字は、前日に発表した当初推計の2倍に上る。同社は顧客向けリポートで、火災が依然としてほとんど制御されていないことから、「保険損失が引き続き増加する可能性」を指摘。 同社の最も楽観的なシナリオでも、保険損失は250億ドルと示唆されている。