ドジャース入りを決断した佐々木朗希投手の代理人ジョエル・ウルフ氏が昨年末、面談した各球団に佐々木本人から「宿題」を出したことを明らかにした。その内容が判明した。

 米大手スポーツ専門局「ESPN」のアルデン・ゴンザレス記者は18日、同局の記事の中で、佐々木の各球団への「宿題」は「昨シーズン、日本で佐々木の速球の球速が低下した原因を分析し、二度と起こらないようにするためのプランを立てる」ことだったと伝えた。記事では球団幹部が「23歳で、メジャーリーグのフロントにそのような質問をするほど、はっきり自己主張できる人間はそうはいない」とのコメントも引用した。

 佐々木の契約を巡っては、ドジャースとの「密約説」が今でも根強く残るが、既にMLBが事前に関係者への調査を行い、そのような事実はなかったと結論づけているとウルフ氏は明かしている。ドジャースの地元紙「LAタイムズ」も18日、リーグ関係者の話として、「MLBが調査した結果、証拠は何もなかった」とした。

 ウルフ氏によれば、佐々木は事前に球団についていろいろなことを調べ、佐々木主導で交渉は行われていた。球団の育成プランは特に、重要視していたようだ。その中で、西の名門ドジャースに行き着いたということか。