10月半ば、撮影のため山口にいた橋本は、イケメン俳優を呼び寄せる。居酒屋デートの後、公園で唇を重ねた――。一方で現場には怨嗟の声が。日傘をさすタイミングが悪いと激怒し、口癖は「使えねえ」。すでにマネージャー8人が次々と辞め……。
「主演を任されることへの重圧に加え、若手女優は次から次へと台頭してくる。環奈はプレッシャーを感じるほど酒量が増えていった。また仕事のためにと、実業家や役者仲間との飲み会に遅くまで付き合う。二日酔いのまま酒臭い状態で撮影に行くことも。それでも台本だけはきちんと覚えていました」(橋本の知人)
だが、酒で不安は解消できない。やがてストレスのはけ口が立場の弱い者へと向かった。
「現場マネージャーに八つ当たりするようになったのです。例えば、ドリンクを出すタイミングを間違えただけでヒステリックにキレる。環奈が欲しくない時にドリンクが視界に入れば『なんで今あるんだ』と激怒。社長は窘めるどころか、彼女と一緒になってマネージャーを『使えねえ』と罵倒するのです」(同前)
 複数の事務所関係者の証言によれば、橋本による壮絶パワハラが原因でこれまでに少なくとも8人のマネージャーが退職したという。