ドイツのショルツ首相は、次期米大統領の発言には「ある種の理解しがたさ」があると述べた。

そして、「国境の不可侵の原則は、東西を問わずすべての国に適用される」と強調した。

デンマークは、ドイツやフランスと同様、アメリカ主導の北大西洋条約機構(NATO)の一員。

ショルツ首相は、「NATOは我々の防衛にとって最も重要な手段であり、また大西洋を越えた関係の中心だ」と強調した。

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フランスのバロ外相は、同国のラジオ局アンテルに出演した際、「アメリカがグリーンランドを侵略すると思うかと問われれば、答えはノーだ」と述べ、こう続けた。

「だが、我々は弱肉強食の時代に戻ったのかと問われれば、答えはイエスだ」

「だからといって、我々が脅されて不安に打ちひしがれるべきかと問われれば、明らかにノーだ。我々は目を覚まし、力を蓄えなければならない」

ドイツとフランスは、EUの主要な推進力とされる二大国だ。

しかし、EUが潜在的な攻撃をどのように防ぐかを想像するのは難しい。EU自体には防衛能力がなく、27加盟国のほとんどがNATOに所属している。