米ファンドのダルトン・インベストメンツは2月3日付でフジ・メディア・ホールディングス(HD)とフジテレビの取締役相談役を務める日枝久氏の辞任を求める書簡を送付した。

書簡では日枝氏を「独裁者」と表現し、「なぜ、たった1人の独裁者がこの巨大な放送グループを40年近くも支配することが許されてきたのだろうか。信じ難いことだ!」と痛烈に非難した。

さらに、ガバナンス(企業統治)体制については取締役会の過半数を独立社外取締役にすべきだと主張した。

フジHDは元タレントの中居正広さんによる女性への性加害が報じられたことを巡って対応が問題視されており、ダルトンが書簡を送るのは3回目。

日枝氏はフジサンケイグループの代表も務めている。ダルトンは物言う株主として知られ、フジHDの株式を保有している。

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