「ESPNの記事は世界に衝撃をもたらし、大谷選手自身もギャンブルに関与していたのではないかという憶測が広がった。被告の嘘によって、MLB(米大リーグ機構)までもが大谷選手の捜査に乗り出した。そして米捜査当局が『大谷選手は被害者であり、ギャンブルに関与したことを示す証拠は一切ない』と何度となく説明しても、人々は信じようとはしなかった」

 ネット上には、大谷がギャンブルにハマっているかのような“コラ画像”が流出し、それらの画像をカードにして販売する人々も現れた。実際、アメリカで野球カードなどを販売する大手オンラインサイトを確認すると、大谷がスロット台の前で目を真っ赤にしているかのような画像が印字されたカードが、20ドル前後で現在も販売されているのだ。

「水原は大谷のスケープゴートにされているのだ」「大谷はギャンブルをやっていたのではないか」--大谷を疑う声も未だに燻り続けている。