ホンダとの経営統合協議の撤回が発表された13日、日産自動車の幹部が語気を強めた。「もう二度と、あんな失礼なことは言われたくない」

一連の協議で、ホンダが日産に求めたのは、破談のきっかけとなった、ホンダによる日産の完全子会社化だけではない。日産がリストラを断行すること。
さらに、日産独自のハイブリッド車(HV)システム「eパワー」を捨て、ホンダのHVシステムに一本化することが提案されていた。

ホンダの提案は、かつて、「技術の日産」を 標榜 した日産のプライドを刺激した。

ホンダからすれば、自社システムの販路が拡大できれば量産効果が高まり、結果的には日産の調達コストの削減にもつながるとの思惑があった。子会社化するつもりだった日産の選択と集中にも効果があるとの目算だった。

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