日本ハムの新庄剛志監督(53)が11日、ロッテとのオープン戦前に取材陣に応対。同リーグに所属する西武の「中部移転」を強く推奨した。

 指揮官は先日、野球評論家の江本孟紀氏が配信するYouTubeチャンネル内で同氏が西武の「名古屋移転」を提唱していたことを指摘。自身もその意見に同調しているようで、その理由をこう続けた。

「この間、江本さんがすごい良いこと言ってて。西武ライオンズが名古屋に行ったらいいんじゃないかと。やっぱりあのドーム球場(ベルーナドーム)、屋根だけあって夏めちゃくちゃ暑くて、冬めちゃくちゃ寒くて…遠い。でも名古屋っていう場所は結構野球に熱心だし。中日見たらわかるようにね。江本さん、いいアイデア出すなぁ、と」

 新庄監督によれば名古屋を中心とした中部地方の野球熱は非常に高く魅力的。また中部地方は日本のほぼ中心に位置するため選手の移動にも適していると熱弁する。

「名古屋の岐阜寄りの場所に土地があるから。そこに球場作ったらだいぶ選手たちも楽になる。そうなるとあの場所(中部)って結構考えると思うんですよ。(べルーナドームへの移動で)渋滞にひっかかったらもう(時間が)計算できないから。めちゃくちゃ(ドームに)早く行かないと行けないし。僕は寒がりなんで(ベルーナの夏の暑さは)ちょうどいいんですけどね」(新庄監督)

 西武は鉄道を中心とした親会社を持ち、現在は埼玉を拠点に活動する。また中日も名古屋を拠点に中部地方で圧倒的な人気を誇るチームだけに西武の中部移転はハードルが高いはずだが…。

 あくまで私見とは言え発信力のある新庄監督のこの「仰天移転案」。実現の可能性はあるのか。

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/336861