阪神・森下が、この日も驚異的な打球速度をマークした。3点リードの6回先頭。カウント3―1からドジャース3番手・グラスノーが投じた154キロ直球をはじき返した痛烈な打球（結果は左直）は大リーグ公式サイトによると両チームトップの112.1マイル（約180.4キロ）を計測した。

　「打球速度が出ればヒットもすごく増える。打球速度が全てじゃないですけど長所は常に生かしていきたい」

　前日15日カブス戦の初回に放った遊ゴロで計測した115.7マイル（約186.2キロ）も両チームで最速だった猛虎の新4番。4回無死で回ってきた第2打席では前を打つ佐藤輝の3ランに続き、スネルの154キロ直球を完璧にはじき返して左翼線二塁打。2試合連続で安打を放ち「すごく楽しかった」。結果と衝撃を残した実り多き2試合を振り返った。