安倍晋三・元首相(当時67歳)が2022年7月に奈良市で演説中に銃撃されて死亡した事件で、
殺人罪などで起訴された無職山上徹也被告(44)の弁護側が奈良地裁の裁判員裁判で殺意を認める方針であることが、複数の公判関係者への取材でわかった。
刑事責任能力についても争わない見通しで、地裁は10月28日に初公判を開く方向で調整している。

山上被告は手製の銃を使用し、銃刀法違反(発射など)でも起訴された。公判では、この銃が発射罪の規制対象の「拳銃等」にあたるかどうかが争点となる可能性が高い。