巨人は政府による7月1日からの節電要請を受け、東京ドームの巨人の主催試合では、7月5日のヤクルト戦から、自家発電の稼働と夜間照明の一部消灯などを組み合わせて、電力消費量を通常より約49%削減する節電を実施することを発表した。

 デーゲーム(午後2時試合開始)、ナイトゲーム(午後6時試合開始)ともに、東京電力管内で電力需給が厳しくなる午後から夕方、夜にかけて節電に努める。今夏は取り組みを継続し、秋以降は電力の需給状況に合わせて調整する。

1)自家発電の全面稼働

東京ドームは屋根膜を支えるためドーム内に空気を送り込んでいるが、その加圧送風ファンや空調、照明などに最大5,720キロ・ワットの電力を消費しており、自家発電を稼働させることで、このうち約48%にあたる2,740キロ・ワットをまかなう。場内の冷房や、新型コロナウイルス対策で換気能力を1.5倍に強化した給排気は現状を維持する。

2)夜間照明の消灯

夜間に東京ドームの外観を照らしている照明を落として節電するため、ドームを覆っている屋根の照明の大部分を消灯する。メインゲートの最上部にある「TOKYO DOME」の緑色のロゴも消灯。削減電力は67キロ・ワット。

3)コンコース照明の約30%消灯

場内の1階、2階、4階の各コンコースで一定の明るさを保ちながらも可能な範囲で節電するため、コンコースに設置している計1,157灯の照明のうち、約30%の352灯を消灯する。削減電力は12.6キロ・ワット。
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