大谷翔平(28歳)が所属するエンゼルスのオーナー、アート・モレノ氏(76歳)が、現地時間8月23日、球団の売却を検討していると発表した。

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 「『高く売れるうちに売ってしまおう』と、大谷が放出されるかもしれません。'80年、アスレチックスのオーナーは、主力選手全員を売り飛ばしたうえで球団を手放しました。'97年のマーリンズでも同じようなことが起きた。これがエンゼルスで起きないとは言い切れません。

 移籍先として考えられるのは、今季のトレード期間に獲得へ動いていたとされるヤンキースなどでしょう。10年5億ドルで史上最高額の契約を結ぶことになりそうです」(メジャーリーグアナリストの福島良一氏)

大谷の日本球界復帰のシナリオも

 球団だけでなく大谷まで「身売り」される可能性がある状況で、驚きの未来を示唆する声も上がっている。

 「'17年に、大谷が人気球団の誘いを蹴ってエンゼルスを選んだのは、モレノオーナーや首脳陣が二刀流という困難な挑戦を受け入れ、のびのびと野球に取り組める環境を用意していたからです。

 ところが、現在大谷は球団売却によって『チーム再建資金確保のための目玉商品』にされてしまい、不安を抱えたままプレーせざるを得ない。これでは不信感が募るのも当然です。

 大リーグでモノのように売り買いされることを嫌い、日本球界復帰を選択するというシナリオも充分に起こりえます」(スポーツ紙メジャー担当記者)

 経営陣の思惑に翻弄されることなく、輝く姿を見せてほしい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/32ed1cbb089ad34a13be309815f77cd726e824f1