元内野手で1980年代にエージェントに転身して約40年。経済誌から「世界一」の称号を与えられた凄腕代理人は本紙の取材に対し、先発投手としての藤浪について「彼はメジャーリーグで投げる力があるのは間違いない」と太鼓判。中でも今季後半の投球内容を「球速も出ていたし、ファンタスティックだった」とたたえた。

 セールスポイントは最速162キロの剛球と可能性を秘めた体格だ。「ずっと球威のある球を投げている。日本で彼を打てる選手は多くない。打者を支配していた」とボラス氏。「制球に問題はあったが、それも良くなりつつある。メジャー球団もその部分を期待していると思う」と話した