①なぜ糸原健斗は使われ続けるのか

1.献身性とチームトップレベルのミート能力

なぜ糸原は使われ続けるのか。
まずあげられるのが、高い進塁打率やチャンスで最低限の得点が期待できる献身性だろう。
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今度は無死or1死でランナーが3塁に居る場面。
糸原は今季このケースで19打席立っており、目を見張るのが三振0、内野ゴロ9という所。高いミート能力を活かし、チャンスで三振せず確実に前に飛ばせるというのは1点が入る可能性が高く監督からすれば頼もしいものだろう。

そしてこの内野ゴロ9本のうち6本が得点に繋がっている。本塁タッチアウトが3つあるものの、打線の兼ね合いから3塁に居るのが、中野・島田・近本・佐藤輝といった足の使える選手達である場合が多いことを考えれば糸原のスタイルは合理的である。

19打席のうち13打席で打点をあげ、ランナーが3塁に居る場面での得点期待値は68%。

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ちなみに内野ゴロ9個という数字は異常で、2番目に多いのが近本・大山・佐藤輝の3個。糸原は明らかに自分の役割を理解し打席に立って、意図的にゴロを転がしているだろう。