https://news.yahoo.co.jp/articles/a027f5f93b3723e7bc6ff560b4515566d639178e
鈴木本部長の一問一答は以下。
 -トレードの発表。
 「4年前に丸選手のFA移籍の補償選手として指名したときに、彼もビックリして悩んだかもしれないけど、前向きな発言をしてくれたことでファンも我々もホッとした。期待をした選手。チームに合流してチームのために一生懸命やってくれて、選手には尊敬されて、ファンから愛された。人格的にも選手として素晴らしかったことは間違いない」

 (続けて)「ただ去年くらいから出場機会が少なくなって、良い形で起用できなかったのはあるんだけど、そういう状況を見ていると、彼はあれだけ2度もドラフトで拒否をして巨人に入りたくて巨人を貫いた選手なので、いつかユニホームを脱ぐことがあるとすれば、巨人で脱ぐべきじゃないかというのは、ずっと思っていたところ。去年くらいから彼とは色々話はしたけど、今年も途中から、コロナもあったけど出る機会が少なくなって、ちょっと巨人への復帰の道があるかどうかを夏頃から模索し出した」

 -鈴木さんが。

 「うん。ファームにいても彼は全く手を抜くことなく若い選手とプレーをして結果を出して上がってきた。素晴らしい選手。どこかのタイミングで今ならね、来年、体も技術的にも働けるだろうと思うし、巨人に帰ることによって、新井監督もそうだったけど、元の環境に戻ることによって蘇るかもしれないと、タイミング的には今年が一番良いんじゃないかというところで、巨人の方にもそういう道がありますかねと尋ねていた。

 なかなかドラフトとか戦力外とかそういう兼ね合いで枠の問題がある。できるかどうかはわからない状態だった。うちとしては、もしなければ、契約をして来年もやるつもりでいた。年俸が高いので、減額制限を受け入れて、うちで契約する前提で話はしていた。ドラフトが終わって、シーズンが終わって、巨人としては努力をして頂いて、受け入れると承諾を頂いたので、トレードが成立した」

-本人の希望ではなく鈴木さんの親心。

 「我々が考えていたことで、一人の選手としてそういう道が良いんじゃないかなという気持ちはあった。ファンの人にとっては残念、さみしいという気持ちがあるかもしれないけど、一人の野球選手の人生を考えたときに、やっぱりこの形が一番良いんじゃないかなというのは理解をしてもらいたい」

 -本人と話し合いは。

 「そういうことも考えるよという話はした」

 -本人の受け止めは。

 「球団の考えがそうでそういう機会があれば、というところで」

 -ボールは巨人が持っている状態だったか。

 「うん。うちは投げかけて、枠の問題と体制があれば、是非お願いしますとは言っていた」

 -その返事が近々にできた。

 「うん」