不起訴となった道路交通法違反(ひき逃げ)を理由に茨城県公安委員会から運転免許を取り消されたとして、同県鉾田市の女性(25)が、
県に処分の取り消しを求めた訴訟で、水戸地裁(広沢諭裁判長)は10日、「女性のひき逃げは認められない」と原告の訴えを認め、県側に処分の取り消しを命じた。

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 女性は事故時、歩行者と衝突した認識がなかったと主張。広沢裁判長は、女性が事故直後に友人と近況報告の電話をしたり、コンビニ店の駐車場で仮眠したりしたことなども挙げ、
「刑事処分の内容を踏まえても、衝突したとの認識があったとは認められない」とした。その上で、処分の前提となるひき逃げが成立せず、免許取り消しは違法とした。