勤務中などに業務用パソコンを使い、トランプゲームやパズルゲームなどを繰り返したとして、横浜市は26日、地籍調査課担当係長の男性事務職員(50)を、同日付で減給10分の1(5カ月)の懲戒処分にしたと発表した。
男性は「業務に支障がない範囲であれば少しくらい構わないと、気分転換で始めた」と説明しているという。

 市によると、男性は2021年12月~22年8月のうち150日間、庁舎内で業務用ノートパソコンでトランプゲーム「ソリティア」やパズルゲーム「ナンプレ」「クロスワード」で遊んだり、職務と関係ないウェブサイトの閲覧をしたりした。勤務開始前や勤務時間に、1日当たり30分~3時間をこうした行為に充て、合計は275時間に上った。

 4月下旬に別の職員から「マウスのクリック音があまりに多くて不自然と思い、観察したところゲームをしていた」と内部通報があり、発覚したという。

 また横浜市は同日付で、担当していた生活保護受給者の女性に性的な内容を含む不適切な発言をしたとして、緑区福祉保健センター生活支援課の男性事務職員(25)を停職5カ月の懲戒処分にした。

 20年12月~22年3月に実施した5回の家庭訪問面談で、性的対象に見ていると取れる発言があったという。男性は同日付で依願退職した。

https://mainichi.jp/articles/20221226/k00/00m/040/237000c