80年代の槍投げ選手の筋肉理論や
30年以上経った今もこの人がダントツの日本記録保持者や

ウェイトをすると「身体が硬くなる」、または「重くなる」という人がいる。しかし、私から言わせると、それはウェイトを「単に筋肉を付ける」という目的でやっているからだ。短距離なら「速く走るためのウェイト」をしなくてはならない。これをしていないから、体が重く感じるのだ。
では、その種目に合ったウェイトとは一体、どういうことなのか。一言でいえば、ウェイトは筋肉を付けると同時に、神経回路の開発トレーニングでなければならない。筋肉を動かすのは、筋肉ではない。脳からつながっている神経が動かすのだ。この神経がつながっていないと、せっかく付けた筋肉が使えない。結果、体が重く感じてしまう。物理的にも重くなっているのだからそう感じて当然だ。