楽天・則本昂大投手(32)が19日、三重県内で行っている自主トレを公開した。

 1年間戦える体作りをテーマに、同僚の滝中瞭太投手、高田孝一投手、高田萌生投手、小峯新陸投手、引地秀一郎投手に加え、今オフから弟子入りした日本ハム・吉田輝星らと汗を流した。

 則本は吉田に対し、体の使い方についてアドバイスを送り「メカニック的な部分でこの自主トレを通してよくなったと本人も言ってくれていたので、よかったかなと思います」と話した。ブルペンでは捕手として吉田の球を受け「プロのアベレージから抜けている。質の違う球だった」と評価。「彼も本当にいい球を投げるので、やっぱすごいなという。いいイメージを僕自身ももらいました」と刺激を受けた。

 昨年は21登板で10勝8敗、防御率3・53をマークしチームをけん引。結果を残し続ける則本の背中を多くの後輩たちが追いかける。自身も「特にこの自主トレに参加してくれるメンバーに対しては思い入れもありますし、頑張って欲しいという気持ちもあります」と胸中を明かしたが「自分がまずやらないと、という気持ちもあった」と気合いを入れ直した。