さらに、三浦氏が「学者」であることに疑問符がつくという。

「2022年、中国でゼロコロナ政策が進んでいるとき、私は長続きしないのではないかと考えていましたが、その際、『国際政治学者を名乗る女性は別の意見だが、この方はTVに出てあまり喋らないほうが知性的に見えるのではないか』と、12月1日にツイートしました。『この方』とは三浦さんのことです。

 その後、習近平政権はデモに屈してゼロコロナ政策をやめました。あまりに急な政策転換で、いま感染爆発しているように、ちょっと無理が多すぎた。

 習政権は異例の3期めに突入しましたが、これについて、中国の研究者や国際政治の専門家は『この政権は長続きしない』と批判的な評価をすることがほとんどです。

 それなのに、この人(三浦氏)は『習近平はものすごくよくやって、素晴らしい』としか言わないんで驚いてしまって。圧倒的多数の学者の主張に対して反論するなら、たとえば『こういう秘密の文書を読んだからこう考える』と言えばなるほどと思うのですが、そうではなくて、この人は本当に思いつきでものを言っている。

 テレビ文化人の最悪の典型で、まったく勉強していないことがわかるんですよ。

当たり前ですが、勉強したり本を書いたりするのって、めちゃくちゃ時間がかかるわけです。外国語の論文を読んだりするし。だけど、あれだけテレビでしょっちゅうコメントしていると勉強する暇なんてないんですよ。

それでも、私なんかはたとえば『朝生』(『朝まで生テレビ!』テレビ朝日系)で議論するから出てくれって言われると、徹夜して予習しましたよ。

 ところが、三浦さんは『朝生』に一緒に出ても、そういう形跡はまったく感じられない。頭がいい悪いじゃなくて、勉強していないということが最大の欠陥。

 要するに、手っ取り早く金を稼ごうとするとテレビはいいわけです。本を書いてもベストセラーにならない限り、印税なんて微々たるものです。テレビに1回出て10万円とかもらえば、人間は堕落します。この程度のことを言っておけばいいんだなと。

それに、わざと奇をてらったことを言って目立とうとしている。たとえば『マスクなんて無意味だから着ける必要ない』と言って、自分の考え方が100%正しいというような態度ですが、あなたは感染症の専門家じゃないでしょ、と。

 人と違うことさえ言えば話題になってメディアにも使われるから、まったく勉強しない。テレビ文化人としてもっとも悪いパターンですから、こういう人は一時的にもてはやされても捨てられます」

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