https://news.yahoo.co.jp/articles/24239e99b6cfacbf8101426e0cfd4d4dca0d204e

「今大会は、これまでNPB球団から派遣されていた専属スコアラーが不在。相手国の分析と対策は、ほぼ村田バッテリーコーチがやっているそうです。最近はトラックマンなどの導入で対戦相手のデータを取りやすくなっているとはいえ、コーチひとりで十分な分析と対策ができるのかどうか……」

 村田コーチは宮崎合宿中、相手打者の対策を聞かれ「一番は投手が投げたい球を投げてもらえるように。迷ったり行き詰まったりしたときにデータを活用したい」と言っていたし、吉村打撃コーチも「できる限りのサポート、アドバイスをしていくが、本番まで時間がない。選手自身が自分を信じて、集中し、能力を上げて、フォア・ザ・チームでやってくれると信じている」と話していた。

 13年大会では橋上秀樹氏(現BC新潟監督)がスコアラーを統括する戦略コーチを担当。例えばオランダの情報を収集するため、当時ヤクルトに在籍していたバレンティンに頭を下げていた。そうやって万全の対策をしたにもかかわらず、2大会連続の準決勝敗退。“選手任せ”で、果たして世界一を奪還できるのか。