「まわりくどいいい方はよそう。ぼくは、きのうの星野君の二壘打が氣にいらないのだ。バントで山本君を二壘へ送る。これがあのときティームできめた作戰だつた。星野くんは不服らしかつたが、とにかくそれを承知したのだ。いつたん承知しておきながら、勝手にヒッティングに出た。小さくいえば、ぼくとの約束をやぶり、大きくいえば、ティームの統制をみだしたことになる。」

約束破ったらあかんな